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分析装置用ソフトウェア

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GC/MS 装置状態評価ソフトウェア
MS Commander

基本情報

MS Commander (マスコマンダー) は、GC/MS (注入口・カラム・MS) の状態を客観的に評価、管理できるソフトウェアです。

コンディションの良い状態の GC/MS で、評価用サンプル (クライテリアサンプル*1) を測定し、そのデータをリファレンスとして保存します。

日常の GC/MS の状態評価は、その都度評価用サンプルを測定したデータと、リファレンスデータを比較し差異をソフトウェアで自動解析することで評価を行うことが出来ます。

これにより GC/MS の状態を適切に管理し、測定結果の信頼性をより高めることが可能になります。

*1 MS Commander では、システム評価用サンプル (クライテリアサンプル) をご用意しております。

GC/MSのコンディションが悪化したら?

GC/MS各部位の汚れ・劣化の影響例

GC/MS装置は、サンプル中の不揮発成分や劣化などによる、汚れや劣化により性能が大きく低下します。

その結果、目的化合物のピーク面積の減少やテーリングとして現れ、目的化合物の検出や定量値に影響を与えます。しかしながら、装置の汚れや劣化は目視で判断ができないことや、装置の汚れや劣化の部位によって、影響を受ける化合物も異なることから、装置のコンディションを客観的に評価することは困難でした。

特長・機能

ソフトウェアが自動的に装置状態を評価・レポート

専用のクライテリアサンプル(カスタマイズも可能)の分析結果をソフトウェアが自動的に解析し、装置の汚れや劣化の状態を評価・レポートします。従来は、分析者の経験に頼っていた、装置の評価を、ソフトウェアによる客観的な評価が可能になります。

設定・運用手順 設定・運用手順
MS Commander レポート例 MS Commander レポート例

装置コンディションを適切に評価できる、専用クライテリアサンプル

化合物によって、装置の汚れや劣化による影響は変わってきます。MS Commander用のクライテリアサンプルは、GC/MSの各部位の汚れに敏感に影響を受ける化合物を、選択し混合溶液にしました。

スプリット用、スプリットレス用の濃度が異なる2種類がありますので、注入法にあわせて選択して下さい。

また本サンプルは、液体注入用で中揮発性化合物分析用です。目的とする沸点範囲や注入方法が異なる場合には、本サンプルを適用できない場合がありますので、事前にご相談下さい。

 

クライテリアサンプル
林純薬工業株式会社:
56554 MS Commander クライテリアサンプルmix(1ug/ml) スプリットレス用 1.5mlx3 26,000円
56108 MS Commander クライテリアサンプルmix(20ug/ml) スプリット用 1.5mlx3 26,000円

 

MS Commander クライテリアサンプル(56554,56108共通)の化合物リスト
4-Chlorotoluene-d4(IS) Benzothiazole
1,4-Dichlorobenzene-d4(IS) Butyl benzylphtalate
Naphthalene-d8(IS) Captan
Acenaphthene-d10(IS) Chlorpyriphos
Phenanthrene-d10(IS) Chlorpyriphos methyl
Fluoranthene-d10(IS) DFTPP(Decafluorotriphenylphosphine)
Chrysene-d12(IS) Diethyl phthalate
1-Octanol Fenitrothion
2,4-Dichloroaniline Isoxation
2,4-Dinitroaniline Pentachlorophenol
2,6-Dichlorophenol Simazine
2,6-Dimethylaniline Tributylphosphate
2,6-Dimethylphenol Tris(2-chloroethyl)phosphate

本システムの有効性とクロマトグラム例(HP-5ms,DB-1ms,DB-17ms)

GC/MS装置状態をチェックするために・・・・・

GC/MSにより得られるデータは、装置性能あるいはパラメータだけでなく、カラムや注入口の汚染/劣化などが関わる「装置状態」からも影響を受けます。

例えば、日常的に使用している装置をいつもと同様にセットアップならびにパラメータ設定したにもかかわらず、妙に感度が出にくい、ピーク形状が悪い、ピーク間のバランスがおかしい、などの現象に出遭った方もあると思います。もちろん、これらは装置そのものの不調が原因の場合もありますが、上記のような装置状態に由来するものも少なくありません。

このため、定常的に等質のデータを取るためには、装置状態を一定に保つ必要がると考えられます。MS COMMANDERはGC/MSの装置状態(日常との違い)を把握するためのツールで、評価用サンプル(クライテリアサンプル*)とその測定結果の自動評価およびレポート出力を行うソフトウエアからできています。クライテリアサンプルには装置状態に敏感な成分が含まれており、良好な状態の装置で取られた結果とチェックしたいときに得られた結果との比較により、装置状態を判断することができます。

MS COMMANDERは、装置の管理はもとより、QC、あるいは異なる装置/ラボ間でのデータの標準化等にご活用いただけるものと考えております。

クロマトグラム例

クロマトグラムの分析条件
GCカラムサイズ:30m, 0.25mm, 0.25um
カラム恒温槽温度:40C(2min)-10C/min-300C
(DB-1701P:40C(2min)-10C/min-280C)
注入口温度:250C
インターフェース温度:280C(DB-1701P:270C)
注入法:パルスドスプリットレス (パージ開始 1分)
パルス圧力:25psi (1min)
カラム流量:1.1mL/min
注入量:2uL
注入口ライナー:for Splitless (p/n 5181-3316)
MSイオン化法:EI
チューニング:オートチューン
Scan範囲:35-550
Scan速度:2.83 S/sec
サンプリング:2
Scan スレショルド:10
TID:オフ

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