
MS Poweredは、Agilent社MS ChemStationのアドオンソフトウェアで、MS ChemStationの「データ管理・検索」「データ解析」「レポート」機能を大幅に拡張し、データ解析の効率を飛躍的に向上させることが可能です。
食品中残留農薬での多成分一斉分析では、データの確認にかかる時間を大幅に短縮し、レポート枚数を1/10以下に減らすことができます。また水道や環境などの精度管理データを必要とされる分野では、必要なレポートがあらかじめ用意されているのでデータ解析にかかる時間を増やすことなく、簡単に精度管理に必要なレポートを得ることが可能になります。
さらに、MSライブラリサーチ機能を大幅に強化し、Retention Indexを併用した同定精度の向上や、同定結果を伝えやすい形式でExcelシートに出力することも可能です。
TICに埋もれたピークまで検出。Scanデータから時間軸に対して挙動の異なる質量数を自動的に選別することで、TICでは確認できない埋もれた微少ピークまでマスクロマトグラムとして抽出します。
多成分分析に必要な、多成分の一括レポートから、スペクトル印刷までレポートやデータ解析に必要な機能を装備しています。
MSスペクトルサーチ結果を、TIC、MSスペクトルをまとめてExcelに出力。ライブラリサーチ結果をわかりやすく保存、レポートすることが可能です。
MS Poweredソフトウェアは、水道VOC分析・対象成分の少ないルーチン分析向けのスタンダード版、多成分のルーチン分析、研究開発用のプロフェッショナル版の2種類をご提供しています。各機能はこちらの通りです。
| Standard版 | Professional版 | ||
| ・データ管理 | |||
| データのツリー表示 | ○ | ○ | ツリー表示からの読み込み・重ね描き |
| データのキーワード検索 | ○ | ○ | 測定日・サンプル名等キーワードで検索 |
| ・データ比較 | |||
| 複数データのTIC同時表示 | ○ | 最大5TICを同時表示拡大、スペクトル表示、ライブラリ検索 | |
| 複数データのマスクロ同時表示 | ○ | 指定m/zでの複数データのマスクロ表示 | |
| ・マスクロマトグラムの抽出 | ○ | ○ | 500グループ×9イオン設定可能のファイル保存・読み込み |
| ・複数データ積分結果の一覧表 | ○ | ○ | 保持時間でグルーピングしたレポート |
| ・複数スペクトルの同時印字 | ○ | 積分ピークのスペクトルまたは指定ピークのスペクトルを一括印字 | |
| ・ライブラリサーチ | |||
| 複数ライブラリーの同時サーチ | ○ | ○ | サーチ結果をHit率の高い化合物から表示 |
| 自動バックグラウンド減算 | ○ | ○ | ピークの積分開始点・終了点のスペクトルを自動減算 |
| サーチ結果のExcel形式保存 | ○ | ○ | TIC/スペクトル/サーチ結果をExcel形式保存 |
| ユーザーライブラリへの登録 | ○ | ○ | ライブラリサーチ画面から登録・編集が可能 |
| サーチ結果のTICアノテーション | ○ | ○ | 化合物名をピークトップに表示 |
| RIクロスリサーチ | ○ | MSサーチ結果をRIで絞り込み表示 | |
| ・リテンションインデックス(RI) | |||
| AlkaneによるRI指標作成 | ○ | ||
| 保持時間のRI変換 | ○ | 積分されたピークの保持時間をRI指標に従いRI変換 | |
| ピークトップへのRI表示 | ○ | ||
| ・定量データベース(検量線) | |||
| 一覧表示・編集 | ○ | ○ | 定量データベースの内容を一覧表示・移動・削除・編集 |
| ピークのグルーピング | ○ | 複数ピークの合計レスポンスでの検量線作成 | |
| 指定成分の更新 | ○ | 指定成分の指定項目のみ更新が可能 | |
| マトリックス検量線補正 | ○ | サンプル添加で作成した検量線からサンプル含有分を減算 | |
| ・レポート | |||
| TIC/MC/定量結果の同時レポート | ○ | ○ | TIC/MCを含む場合にはプリンター出力のみ |
| 定量結果のExcel形式保存 | ○ | ○ | 定量結果をExcel形式で保存 |
| 定量結果の基準値判定 | ○ | ○ | あらかじめ設定した基準値で定量結果を判定し、マーク |
| 感度変化レポート | ○ | ○ | 2データを比較し変化率をレポート |
| 添加回収率レポート | ○ | ○ | 添加回収率をレポート |
| 化合物レポート | ○ | ○ | MC/GC検出器/検量線/MSスペクトルから任意に選択 |
| ・定量結果の編集 | |||
| 比較データの重ね描き(MC) | ○ | ○ | 標準データなどを重ね描きし、解析を容易に |
| S/N比計算、Noise範囲指定 | ○ | ○ | S/N比を計算・マウスによりノイズ範囲を指定 |
| 定量イオンの変更 | ○ | ○ | 定量イオンを変更した場合の概算定量値を計算 |
| 確認イオンの変更・追加 | ○ | ○ | 確認イオンの変更と追加 |
| デコンボリューション | ○ | TICでは認識できない埋もれたピークを抽出し表示 | |
| ・精度管理機能 | |||
| チューニング評価 | ○ | ||
| システム評価サンプル評価 | ○ | ||
| 検量線評価 | ○ | ||
| LOD/LOQ評価 | ○ | ||
| 添加回収率評価 | ○ | ||
| 装置感度変化評価 | ○ |