
内部を減圧にしたキャニスターを用いて、試料中からVOCsを抽出する技術です。サンプルの変性や反応が起きやすい加熱抽出や溶媒抽出を嫌うサンプルなどは、このキャニスター減圧抽出技術を用いれば、溶媒を使用することなく、また加熱することなく、効率良く試料からVOCsを抽出することができます。
試料を専用のチャンバーに入れ、あらかじめ内部を減圧にしておいたキャニスターにチャンバーを取り付け、チャンバー内を急激に減圧にすることにより、温度をかけることなく試料からVOCs成分をキャニスター内に採取します。その後、大気圧または任意の圧力まで高純度窒素ガスなどで加圧して終了します。
キャニスター内に抽出したVOCsは、Entech 7100A 自動濃縮装置を用いた通常の濃縮分析や、濃縮量をFDファクターと関連付けしてAEDA分析のシミュレーションができます。また、キャニスター内に抽出したVOCsを複数のパネリストで官能試験を実施したり、そのまま抽出したVOCsをキャニスター内にストックをしておき、必要な時に分析などを実施するなど様々な活用事例があります。
