ガス状水銀の捕集方法として、湿式捕集法が採用されておりますが、感度、精度、操作性、コストなどの問題から現在では水銀をアマルガムとして捕集する乾式捕集法が採用されています。本装置は、環境大気、作業環境、天然ガスなどのガス中の水銀を金アマルガムとして捕集した水銀捕集管を加熱炉に入れ、気化した水銀を測定します。水銀と同時に捕集された妨害物質を除去する機能がついているため、安定して高い精度を維持することができます。本装置は各種公定法に適合しており、さらに原子吸光法/原子蛍光法の2種類から検出器の選択ができます。水銀捕集管用オートサンプルチェンジャーや、テドラ―バッグから直接接続できる機能等を搭載しております。無人連続モニター(AM-5)も別途ご用意しております。
測定原理: | WA-5A/加熱気化-金アマルガム-冷原子吸光法、WA-5F/加熱気化-金アマルガム-原子蛍光法 |
測定方式: | 金アマルガム捕集法 |
測定範囲: | WA-5A/0.001~1000ng、WA-5F/0.0001~1000ng |
測定対象: | 環境大気、作業環境、LPG、LNG他 |
解析ソフト: | Windows |