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課題と効果

課題

  1. 分析業務を行うアプリケーションケミストが、在宅環境でも業務を進められる環境の整備が求められていた
  2. 分析装置PCは社内のセキュリティーポリシー上、社内ネットワークに入れることができないため、リモート接続が難しかった
    * 分析装置PCのOSが古かったため情報システム部から許可されなかった

効果

  1. 在宅環境から多くの分析業務を行えるため、週の半分を在宅勤務することが出来るようになった
  2. 社内ネットワークと分析ネットワークを分けることで、自社のセキュリティーポリシーを満たしながらリモート接続が可能となった

導入背景

当社は、新型コロナウィルス対策に対する国の方針に従い、感染拡大のリスクを可能な限り削減させる趣旨から、在宅勤務や時差出勤を実施しております。

しかし、当社アプリケーションセンターのアプリケーションケミストは、お客様からご依頼のサンプル分析やデータ解析のため、分析ラボに毎日出勤する必要がありました。

営業・事務職に比べて、前処理や測定、データ解析のために在宅勤務がしづらい状況であったため、感染拡大防止の観点からも分析ラボに出勤しなくても業務ができる仕組みを構築する必要がありました。

そこで、自社製品であるAFAS Remote Service(ARS)を分析ラボに導入することにしました。

製品概要

AFASは分析専用のデータ・レポートのバックアップシステムであり、社内ネットワークと分析ネットワークを分けることが可能となります。

自宅や外出先からVPN接続で社内ネットワークにアクセスすることで、AFASサーバーにバックアップされた分析データにアクセスすることが出来るようになります。

更に、ARSを用いることで、自宅や外出先から分析ネットワーク上の分析装置PCへ直接リモート接続することができます。

選定のポイント

ARSにより分析装置PCのデスクトップ画面を直接リモート操作することが出来るため、自宅や外出先から分析装置のコントロールやデータ解析を行うことが可能なため。

社内ネットワークと分析ネットワークを分割する必要があったが、AFASサーバーにはネットワークカードが2枚装着されており、物理的に社内ネットワークと分析ネットワークを分けることが可能なため。

導入効果

ARS導入前後のワークフローの変化を図に示します。

導入前は毎日分析ラボに出社していましたが、導入後は週の半分はサンプルの準備で出社、残りは在宅で分析・解析・報告書作成を行っています。

今後の展望

現在は、サンプル前処理が必要なサンプルについては分析ラボに出勤して行う必要がありますが、前処理が自動化できれば在宅環境下で前処理、分析、解析を行うことができるようになります。

在宅環境下での分析業務確立のため、今後もソリューション開発を行っていきます。

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