基本情報
ELNとは?
ELNは電子実験ノート(Electronic Laboratory Notebook)の略称で、企業の研究開発の現場において、実験に関連する様々な情報をデジタルデータとして記録し、活用するためのシステムです。
ELNの導入により、データやノウハウ共有による研究サイクルの促進や、ログの自動的な記録による不正行為やデータ改ざんの防止が可能となり、実験データを企業の資産として活用することを実現します。
NEXSとは?
NEXS -電子実験ノート-は、研究・開発業務向けに汎用性を考慮して開発したWeb APベースの研究開発データ統合システムとなります。
ノート(紙)やExcel等にまとめている実験データを電子化によって一元管理し、個人、グループ、プロジェクト単位でデータを蓄積、共有することができます。また、Webベースのシステムのため、PCやタブレットのブラウザソフトウェアで利用することができ、リモートワークでもご活用頂けます。
導入効果
- 研究開発情報のデジタル化により検索性と共有性を向上させ、研究開発のスピードアップを実現します
- ノートへの入力は手書きや音声入力、動画記録にも対応し、イメージ/ノウハウの共有を促進します
- 実験データを企業の資産として蓄積し、権限・監査証跡機能により適切に管理することができます
適用業務
- 製造業の研究開発
- 特殊分析(非定型)の受託業務
- 現場や設備の情報を紙(記録簿・台帳)に記録している業務(設備管理・保全など)
その他の適用業務に関するご相談はこちらからお問い合わせください
新製品開発における活用イメージ
NEXSを活用することで、研究開発のプロジェクトに関わる様々な部署や事業所の垣根を超え、データ蓄積やプロジェクト遂行が可能です。
業務プロセスやコミュニケーションが改善されるとともに、シームレスなデータの共有、活用を実現し、業務のスループット向上を支援します。

特徴・機能
ノート入力画面
電子ノートは、白紙に自由に書き込む様式、また入力規則を設けた様式など、業務に合わせたテンプレート、入力項目をお客様にて設定することが出来ます。
入力項目は様々なコンポーネントから自由に設定することができ、入力はマウスやキーボード入力だけでなく、音声入力(文字)や、ペン入力(手書きの絵)、カメラ入力(写真・動画)などの様々な方式に対応しています。

ノート・ワークフローリスト
”NEXS”は、ひと目で状況や情報の確認ができるインターフェースで、研究開発を支援します。
デジタル化、データベース化されたデータは、容易に共有、検索、活用することが可能です。
機密データは非公開にすることもでき、ユーザー/権限管理、監査証跡で大切な情報資産を安全に守ります。

ダッシュボード機能
“NEXS”に蓄積された情報を簡潔にまとめ、グラフで表示することができます。
これにより、ノートに関わるユーザー、タグ、データトレンド等を把握することができます。
また、ノートやワークフローの一覧表示も可能で、ソートやフィルター機能によって、データを可視化し、目的の情報へのアクセスを容易にします。

利用環境
Webシステム*1は、クライアント端末(PC)にソフトウェアをインストールする必要がなく、標準インストールされているブラウザを使用してシステムを利用できます。
様々な環境のPCからアクセスすることができ、テレワークや多拠点における円滑な導入、運用を支援します。
*1 インターネットに接続されている必要はありません。オンプレミス環境、クラウド環境でご利用頂けます。
