基本情報
ELNとは?
ELNは電子実験ノート(Electronic Laboratory Notebook)の略称で、企業の研究開発の現場において、実験に関連する様々な情報をデジタルデータとして記録し、活用するためのシステムです。
ELNの導入により、データやノウハウ共有による研究サイクルの促進や、ログの自動的な記録による不正行為やデータ改ざんの防止が可能となり、実験データを企業の資産として活用することを実現します。
NEXSとは?
NEXS -電子実験ノート- は研究開発部門向けに開発した、汎用性・柔軟性が高く直感的に使えるWebアプリケーションベースの電子実験ノートです。
担当者毎にノートや紙に日々書き留めていたデータやナレッジなど様々な情報を、PCやタブレットなどを用いて電子化し、データベースに一元管理、データを共有・検索・活用することが可能です。
バージョンアップ情報
New! 製薬業界向けバージョンをリリース開始
- 製薬業界で求められるデータインテグリティ(DI)を担保する機能を強化しました。
- GxPで規制されるシステムとしてのバリデーションおよび文書化を支援します。
– Keyword –
ALCOA+、ALCOA-CCEA、Part 11、ER/ES 指針、CSV、GLP、GMP、
セキュリティ、アクセス権限、監査証跡、バックアップ、電子署名、タイムスタンプ
New! 機能追加
バージョンアップに伴い、下記機能の拡張・追加を行いました。
- データ自動取込機能
- 汎用マスタ機能
- ノート情報一括CSV出力機能
- シングルサインオン
導入効果
- 研究開発情報のデジタル化により検索性と共有性を向上させ、研究開発のスピードアップを実現します
- ノートへの入力は手書きや音声入力、動画記録にも対応し、イメージ/ノウハウの共有を促進します
- 実験データを企業の資産として蓄積し、権限・監査証跡機能により適切に管理することができます
適用業務
- 製造業の研究開発業務における試験記録
- 特殊分析の受託業務における試験記録
- 製造業の品質管理業務における手順書記録
- 設備管理・保全における台帳管理
適用業務に関するご相談はこちらからお問い合わせください
新製品開発におけるプロジェクト推進
NEXSを活用することで、研究開発のプロジェクトに関わる様々な部署や事業所の垣根を超え、データ蓄積やプロジェクト遂行が可能です。
業務プロセスやコミュニケーションが改善されるとともに、シームレスなデータの共有、活用を実現し、業務のスループット向上を支援します。
最新のWebシステム※1で長期運用を実現
Webシステムは、クライアント端末(PC)にソフトウェアをインストールする必要がなく、標準インストールされているブラウザを使用してシステムを利用できます。
様々な環境のPCからアクセスすることができ、テレワークや多拠点における円滑な導入、運用を支援します。
*1 インターネットに接続されている必要はありません。オンプレミス環境、クラウド環境でご利用頂けます。
特徴・機能
ノート機能
NEXSは、直感的なインターフェースで、多彩な入力項目をキャンパス上に自由に配置することができ、目的や用途に合わせた様式のノートを作成することができます。
情報の入力は、マウスやキーボード入力だけでなく、ペンやマイク、カメラ等を用いることで、目的に応じて様々な実験結果やナレッジを記録することができます。
ワークフロー機能
作成したノートに対してワークフロー管理(申請、承認等)を行うことが可能です。
進捗状況を一目で確認できるため、滞留や紛失を防ぐことができ、業務のスピードアップを図ることができます。
また、多段承認などの設定も可能となっており、お客様の業務へ柔軟に対応します。
ダッシュボード機能
NEXSに実験記録を集約していくことで担当者や部署、組織全体の進捗状況を一目で確認することができます。
キーワードやワークフローの状況に応じて絞り込むことができ、データを可視化し、そこから目的とする情報へのアクセスを容易にします。
仕様・環境
仕様
動作環境
サーバー | OS Windows Server 2019 以降 |
---|---|
データベース Microsoft SQL Server 2019 以降 | |
.Netランタイム .Net 6 以降 | |
クライアント (PC) | OS Windows 10 以降 |
ブラウザ Google Chrome 102 以降 Microsoft Edge 102 以降 Safari 15.4 以降 | |
画面サイズ 1280 × 768 以上 | |
クライアント (タブレット) | OS iPadOS 14 以降 Android 10 以降 |
ブラウザ Google Chrome 102 以降 Safari 15.4 以降 | |
画面サイズ 820 × 1180 以上 |