基本情報
瞬時に絶対量子効率(絶対量子収率)の測定ができます。粉体、溶液、固体(フィルム)、薄膜試料に対応しています。低迷光マルチチャンネル分光検出器により、紫外域での迷光を大きく低減しました。また積分半球ユニットの採用により、明るい光学系を実現すると共に、その利点を生かした再励起蛍光補正により、精度の高い測定を行うことができます。さらに量子効率の温度依存性測定や紫外~近赤外の広い波長範囲にも対応が可能です。
特長と用途
高精度測定
- 瞬時に絶対量子効率(絶対量子収率)の測定が可能
- 再励起蛍光発光の除去が可能
- 積分半球ユニットの採用により、明るい光学系を実現
- 低迷光マルチチャンネル分光検出器の採用により、紫外領域での迷光を大きく低減
- 温度制御機能(50~300℃)により、量子効率(量子収率)の温度依存性測定が可能
- 紫外から近赤外のブロードバンド(300~1600nm)仕様に対応可能
簡単操作
- 専用ソフトウェアで簡単操作
- 試料測定用セルの脱着が容易
- 省スペースでコンパクト設計
- 分光器タイプの励起光源を用いることにより、任意波長の選択が可能
- 励起波長の波長およびステップの値を、ソフトウェア上で指定することにより自動測定が可能
多機能
- 粉体、溶液、固体(フィルム)、薄膜試料に対応が可能
- 豊富な解析機能
測定項目
- 量子効率(量子収率)測定
- 励起波長依存性測定
- 発光スペクトル測定
- PL励起スペクトル測定
- EEM(Excitation Emission Matrix)測定
用途
- LED、有機EL用蛍光体の量子効率(量子収率)測定
- フィルム状試料の透過蛍光・反射蛍光の量子効率(量子収率)測定
- リモートフォスファー用蛍光体サンプルなど - 量子ドット、蛍光プローブ、生体分野、包接化合物等の蛍光測定
- 色素増感型太陽電池の量子効率(量子収率)測定
- 錯体化合物の測定