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液体クロマトグラフの原理

移動相に液体を用いるクロマトグラフ法です。

クロマトグラフィーとは?」の項で説明したTswett の場合、色素成分を分離させるために使った、炭酸カルシウムに相当するものを固定相(充填剤)、石油エーテルに相当するものを移動相といいます。色素(試料)は、石油エーテル(移動相)の流れにより、炭酸カルシウム(固定相)の隙間を流れます。

この場合、固定相の隙間に入り込める色素(試料)は、固定相の穴(隙間)に寄り道をしながら移動します。そのため隙間に入ることができず、寄り道をしなかった色素(試料)より、遅れて移動します。このように試料が寄り道をすることを試料が固定相に保持されるといいます。寄り道の度合いにより試料が分離されることになります。その為、分離するには試料と固定相、試料と移動相、移動相と固定相の相互作用が影響することになります。

液体クロマトグラフィーでは吸着、分配、イオン交換、サイズ排除など様々な機構により分離を行うことが出来ます。そのため、揮発性物質だけでなく不揮発性物質も分離することが出来ます。

クロマトグラフィー

高速液体クロマトグラフ

Tswett の例で言うと、移動相の石油エーテルは自然落下だったので、分離には非常に時間がかかりました。これを一般性、実用性を持たせるために、移動相をポンプにより高圧で送液し、分離時間を短縮させたものを高速液体クロマトグラフ(High Pressure Liquid Chromatography) といいます。

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