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基本情報

“AromaOffice(アロマオフィス)”は、国内外の主要な雑誌に掲載された、香気成分に関する化合物情報や文献情報を収録したデータベースです。

「MSライブラリだけでは同定が難しい・・・」(未知化合物の同定)、「この化合物を分析するにはどうしたら・・・」(過去の研究事例からの分析条件参考)、「この化合物について過去にどのような研究が行われたのか・・・」(文献検索)など、様々な情報を柔軟に検索することができます。

また、Agilent 社製の解析ソフトウェア“GC/MS ChemStation”と連携することにより、同定分析を飛躍的に効率化させることができます。

香気成分の辞書として、また未知成分の同定支援ソフトとして、香気分析を幅広くサポートします。

トピックス

バージョンアップ情報

New! MassHunter対応機能

Agilent社製MassHunter(Unknown Analysis)でデコンボリューションおよびライブラリサーチした結果に対し、アロマサーチを行うことが可能です。

New! 多変量解析用ファイル出力

MassHunter対応機能やフルデコンボリューションでアロマサーチした結果を多変量解析(MP/MPP)用ファイル(Excel)に出力することができます。

機能

化合物・文献情報の検索機能

香気分析に必要な化合物情報および文献情報を自由に検索することが可能です。

活用例

化合物検索機能 [ Aroma Compound Search ]

キャラクター検索機能 [ Odor Character Search ]

においの “キャラクター (においの特性・質) 情報”

引用元のキャラクターを忠実にデータベース化したことにより、多くの研究者が
感受した多彩な匂い表現を確認することができます。

*1:日本語で「蜂蜜様」となる表現も、ROADには様々な匂い表現が登録されているため、表現を区別して検索が可能
例)honeyの検索 “honey”,“honey-like”,“honey sweet”,“honey on dilution”,“rose honey-like odor”・・・

解析機能:アロマサーチ(Aroma Search)

におい物質の定性は、一般的にGC/MS測定により得られる「MSスペクトル」と「RI(保持指標)」の情報を、ライブラリやデータベースと照合することにより行われています。

MSスペクトルのライブラリサーチの結果を、AromaOfficeのRI情報を用いて絞り込むことで、におい物質を効率的に定性することが出来ます。

解析機能:リバースアロマサーチ

官能評価の結果 (におい特性・表現) を元に、その特性を持つ化合物を AromaOffice で検索し、その化合物が分析結果 (TIC) 中に存在している可能性を逆引き検索します。

官能評価の結果(におい特性・表現)を用いた検索や、目的化合物がTIC上に存在するかの検索に活用することが可能です。

「かび臭い」においがする化合物が
TIC 中に存在しているかを確認
(スクリーニング)

解析機能:イオンエクストラクター

TIC (Total Ion Chromatogram) に含まれる全てのEiC (ExtractedIon Chromatogram) を重ね描くことで、TIC では分からないピークの重なりを確認することが可能。

TICだけでは見つけることが難しいピークもEICベースで表示することでピークを見つけ易くしデータ解析を支援します。

解析機能:デコンボリューション(Deconvolution)

夾雑物などが重なってしまっているピーク(成分)から目的ピークを抽出することが可能です。
そのピークから抽出したデコンボMSスペクトルを使用し、より精度の高いライブラリサーチを行うことが可能です。

解析機能:フルデコンボリューション

今までのデコンボリューション機能を強化し、クロマトグラム全体や指定範囲内のピークをソフトウェアが自動で抽出できるようになりました。解析が難しい微小ピークや、夾雑物に重なってしまったピークも検出することができるようになり、データ解析作業の信頼性向上、効率化が可能です。

解析機能:ピークファインダー

「異臭品―正常品」、「合成後―合成前」、など変化後と変化前の差をグラフィカルに表示し、突雑物等に埋もれたピークやMSスペクトルを抽出することができます。

ツール:定性結果の保存&アノテート&Excelレポート

ピーク毎に定性した結果(データ情報、TIC、質量スペクトル[サンプル/ライブラリ]、化合物情報、構造式 等)をデータファイルに保存することが可能です。

保存した結果をクロマトグラム上に書き込むこと(アノテート) や、Excel形式で加工可能なレポートに出力することが可能です。

ツール:同定結果の保存&アノテート&Excelレポート

データ(検体)毎に同定した結果を保存しておくことができます。
また、その保存した結果をクトマトグラム上に書き込む(アノテート)ことや、レポート(Excel)に出力することが可能です。
[データ情報・TIC・質量スペクトル[サンプル/ライブラリ]・化合物情報・構造式等]

Excelレポート

RRR:保持指標の適正範囲確認機能

RIを用いた化合物の同定では、“同定された未知成分” と “既知化合物”のRIに大きな差がないことが重要となります。
RRR(*2)では、両者のRIを比較して適正な範囲で合致しているかを判断でき、この結果に基づき同定妥当性を検証できます。
また、同定作業において候補に挙がった既知化合物が手元になく、RIの情報が得られない場合なども、
RRRから候補化合物の妥当なRI範囲を確認できます。

*2 Relevant Retention index Rangeの略で、ROADに収載された香気化合物のRetentuion index(RI)やCAS番号の情報に基づいて作成した香気化合物の妥当な保持指標の範囲。

拡張データベース:Agilent 社製「GC/MS用異臭分析データベース」

Agilent 社製『異臭分析データベース』と AromaOffice のデータベースを組み合わせることにより、異臭原因の特定精度をさらに向上させることができます。

異臭分析データベースの詳細はAgilentのウェブサイトでご確認ください。

拡張ライブラリ:Wiley社製「FFNSC3」

Wiley社のMSスペクトルライブラリであるFFNSC3を追加することにより、におい成分の特定精度をさらに向上させることができます。

ライブラリー仕様
スペクトル数:3,462
化学構造式:3,462
化合物:3,312

仕様・環境

仕様

雑誌名

Journal of Agricultural and Food ChemistryAnalytical ChemistryLWT – Food Science and Technology
Journal of Chromatography AFood ChemistryNippon Nogeikagaku Kaishi
Zeitschrift fur Lebensmittel-Untersuchung und -Forsch AEuropean Food Research and TechnologyJournal of the America Oil Chemists’Society
ChromatographiaFlavor and Fragrance JournalJournal of the Science of Food and Agriculture
Journal of High Resolution ChromatographyJournal of Separation Science

収録情報

Compound Name(化合物名)CAS No.(CAS 番号)Structural Formula(構造式)
Oven(オーブン昇温条件)Reference(雑誌名)Title(文献タイトル)
RI(Retention Index:保持指標)Formula(分子式)MW(分子量)
Column(カラム)Author(著者名)Vol(号数)
Page(ページ)Year(発行年度)Odor Character(におい特性)

動作環境

Operatimng SystemWindows XP sp3、7、10
データ解析ソフトウェアAgilent社製 MSD ChemStation D.03.00~ F.01.00
その他Chem Office (Chem Draw 試用版)

関連資料

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